【独り言】レジ袋有料化は、エコに意味があるのだろうか?

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7月1日から、レジ袋有料化になりました。

プラスチックの海洋投棄やマイクロプラスティックの問題の環境問題が取り出されていますが、このレジ袋有料化はエコに意味があるのか疑問視しています。賛否両論あると思いますが、考えをまとめてみました。

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レジ袋有料化

レジ袋を有料化して、プラスチックごみを削減しようというお話だそうですが、そもそもレジ袋が海洋ごみに含まれるのは、重量割合で全体の0.4%といわれています。

どちらかと言えば、ペットボトルやプラボトル、魚類や発泡スチロール等が多いと思われます。

 

引用:出典:中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環戦略小委員会(第3回)資料
https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdf

ポリ袋は実はエコなんです。

  1. ポリエチレンは理論上、発生するのは二酸化炭素と水、そして熱。ダイオキシンなどの有害物質は発生しない。
  2. 石油精製時に(ポリ)エチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が資源の無駄がなく、エコ。ポリエチレンは石油をガソリン、重油等に精製した残り・余りもの。
  3. ポリ袋は薄いので、資源使用量が少量で済む。
  4. ポリ袋は見かけほどごみ問題にはならない。目に見えるごみの1%未満、自治体のごみのわずか0.4%。
  5. 繰り返し使用のエコバッグより、都度使用ポリ袋は衛生的。
  6. ポリ袋はリユース率が高い。例)レジ袋として使用した後ごみ袋として利用
  7. 自治体によってはサーマルリサイクルし、ごみ焼却燃料になり、重油燃料の使用量がその分減少し、無駄とならない
  8. 総二酸化炭素排出量は、サーマルリサイクルしても、そうしない場合と大差ない。
  9. ポリ袋は紙袋の70%のエネルギーで製造可能。
  10. ポリ袋の輸送に必要なトラックの量は、紙袋の7分の1。
  11. ポリ袋の製造に必要な水の量は、紙袋の25分の1。
  12. ポリ袋は紙袋に比べ、ごみにしてもかさばらない。
    紙袋は再生できるものと再生できないものがある。ラミネート加工されているものや紐の種類によっては再生処理できない。
  13. 紙袋は間伐材とはいえ森林資源を利用。

引用:http://www.shimizu-chem.co.jp/message.html

利用する私たちのモラル

確かにレジ袋は0.4%ですが、もらわないことで0.4%の一部はごみにならないと思われますが、有料でも持って帰る人が道端に捨ててしまうのであれば意味がありません。

無料でも有料でも、街中にポイ捨てしてしまう人たちがいる限り、レジ袋を有料にしたところで効果は少ないと考えます。

自動販売機で売られている飲料はペットボトルが使われています。

スーパーに行けば、コロナ禍で個別包装になり、ビニール袋に入れられていたり、プラスチック容器に入っています。

商品もリサイクルの「プラ」と書かれたもので梱包されています。

あげれば多くのプラスチックが生活環境にたくさんあります。

これらを適正なリサイクルや処理をすれば問題はなくなるわけですよね。

とにかく、利用する私たちがポイ捨てせずに、きちんとリサイクルするようにすればいいわけですよね。

マイボトルを持っていき、ペットボトル飲料を買わなければいいし、プラスチック容器から昔ながらのブリキ缶とかアルミとかに変えて長く使うようにするなど、工夫をすればいいのではないでしょうか?

新品の商品を購入して過剰に梱包されているのを良しとせずに、簡素梱包を推奨するように声をあげるなど、何かしら私たちの行動を変化させる必要があると思います。

街中に散乱するペットボトルや食べ歩きで捨てたもの、タピオカ飲んだカップをそのまま捨てたりとか、ニュースになっているようなことを人間がしなければいいと思っています。

意識を変えるきっかけとして、レジ袋を有料化を考えるのはいいですが、これだけで海洋ごみやマイクロプラスチックがなくなるということはあまり期待できないと思います。

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まとめ

レジ袋の有料化をディスっているわけではありません。

ただ、レジ袋を有料化しただけでは問題解決しないということだと思います。

今までレジ袋は、自宅に持って帰れば、生ごみを入れたりゴミ袋とリユースしていました。

ポイ捨てするなどはなくて、とても便利なリユース袋だったのです。

結局、レジ袋の代わりの小さなビニール袋を別途購入して生ごみを入れているわけなので、私の生活習慣を変えないとビニールを使用する頻度は減らないということです。

紙袋にするとしても、森林伐採をするわけですから、ペーパーレスをせっかくしている私としては、それすらレジ袋と同じじゃね?と思ってしまうわけです。

だから、結局のところエコやってます感で暮らしているのが現実ですよね。

田舎に住んでるときは、生ごみを畑に入れたり、バイオで処理するやつがあったんですが、結局市内に住むと自治体の分別に合わせてするしかないのです。

それより、ごみのポイ捨てをしない、過剰梱包をしない、個人や企業がゴミそのものを削減するように意識して行動することのほうがレジ袋有料化よりも効果があると思います。

レジ袋有料化で私含め、みんなの意識が変わったら大きな結果が出てくるかもしれませんね。

地球温暖化は、プラスチックごみだけの問題でなく、CO2を多く出すものすべてに共通することです。

プラスチックごみだけ言うのではなく、プラスチックを使っている今の世の中をどう変化させるかは、私たち購入者にも問題があります。プラスチックを使っている商品を買わないという徹底的な意思を持てば、企業も生産しないでしょうし、代替品が開発されるでしょう。

100円均一で売られている商品でプラスチックを使っている商品いくらあるでしょう。

店頭に並んでいる商品容器でプラスチック使っていない商品はいくらあるでしょう。

レジ袋だけを悪者にしないで、CO2を削減するための意識と行動変容。海洋を汚さないためのポイ捨てをやめる意識と行動が必要だと僕は思います。