住信SBIネット銀行が「ドコモの銀行」になった日

今日の出来事
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住信SBIネット銀行が「ドコモSMTBネット銀行」になりました。個人向けの呼び方も「ドコモの銀行」に変わっています。

私は以前から住信SBIネット銀行ユーザーですが、docomoユーザーではありません。

それなのに、気づいたら「ドコモの銀行」の利用者になっていたのです。

ブランド変更のあと、アプリを開くとまず宣伝のポップアップが出るようになりました。

残高を見たいだけなのに、最初に閉じるボタンを探す必要があるのです。

※商号変更や経過措置の時期は2026年8月時点で公式サイトを確認したものです。今後変わる可能性があります。


アプリ起動時の広告ポップアップ

広告を出すこと自体は別に構いません。無料でアプリを使わせてもらっている以上、企業がどこかで収益を出す必要があるのは分かります。

ただ、銀行アプリを開く理由は決まっています。残高を見たり、振込、入出金をするためです。
そこに企業側の案内が最初に割り込んでくるようになりました。

これくらいのことで、とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、今回なぜ、docomoはみんなに嫌われているのか。を考えるきっかけになりました。

受取口座の名義変更という宿題

もう一つ、実際に面倒なことが起きました。振込を受け取る口座として登録していた銀行名の変更です。

銀行を乗り換えたわけでもなく、口座番号が変わったわけでもありません。

自分から何か手続きを申し込んだ覚えもないのに、銀行側の商号変更で、住信SBIネット銀行がドコモSMTBネット銀行にかわったという事実。

公式サイトの案内によると、2026年8月3日以降は他行から振り込む際に新しい銀行名を指定するよう求められる可能性があるそうです。

旧銀行名の「住信SBIネット銀行」で、2026年10月30日までは新銀行名に読み替えて受け付ける経過措置があるそうですが、給与や年金の受取先として登録している場合は、早めに新しい銀行名を伝えるようにとも案内されていました。

要するに、しばらくは旧名でも届くけれど、いずれ変えてほしいという話です。

私も受取口座の登録を変更しました。やる必要のなかった作業が発生したということです。

auもソフトバンクも楽天も

最初は、docomoが通信会社なのに金融まで手を広げたのが原因かと思いました。

でも、それは違うかもしれません。
KDDIにはauじぶん銀行があり、ソフトバンクグループにはPayPay銀行があります。

楽天は楽天銀行、楽天カード、楽天証券、楽天モバイル、楽天市場で経済圏そのものを作っています。

今や、銀行も一般企業も同じです。

PayPayも楽天もauも、当時は批判されました。

ジャパンネット銀行がPayPay銀行に変わったときも反発があったようです。

それでも今回のdocomoに向けられているものは、少し種類が違う気がしています。

JAL NEOBANKとの違い

考えていて、一つ気づいたことがあります。

auじぶん銀行はもともとKDDIと三菱UFJ銀行が作った銀行で、使う人はそれを分かった上で口座を開きます。

JAL NEOBANKも同じで、住信SBIネット銀行の銀行機能を土台にしながら、JALのマイルが貯まる別ブランドとして提供されています。

JALをよく使うから申し込みます。

JAL NEOBANKでは、住信SBIネット銀行機能を使い、その上に別ブランドを乗せています。住信SBIネット銀行を前から使っている人には、これといって影響がありません。

今回は違います。

銀行そのものの名前を変えています。「docomo NEOBANK」のような別ブランドではなく、既存の銀行をdocomoの看板に置き換えた形です。

選ぶ仕組みと、勝手に看板が変わっている仕組み。

企業からすれば経済圏戦略でも、使う側の受け取り方はまったく違うのではないかと感じたのです。

docomoのブランドイメージ

昔のdocomoには先進的というイメージがありました。iモードで携帯からインターネットにつながり、メールができて、ニュースが読めて。

収益を上げる仕組みはもちろん裏側にあったと思いますが、私たちが最初に触れたのは、便利になったという実感でした。

今回は、この順番が逆になっている気がします。

ブランドが変わって最初に体験したのは、私の場合広告のポップアップと、受取口座の変更手続きだったのです。

便利になった実感より先に、面倒が増えた実感のほうが先に来たのです。

まとめ

docomoだけが特別に嫌われているとは思いませんし、PayPayも楽天もauも、それぞれ叩かれるときは叩かれています。

今回考えて感じたのは、経済圏を作ることそのものは問題ではないということです。

企業なのですから、銀行を買収して事業を広げようとするのは当然の判断です。

問題は、その戦略をユーザーにどう体験させるかです。

ユーザーが便利になったか、お得になったかを感じられるかどうかだと思うわけです。

以前から、docomoのアプリは使いにくい、複雑というイメージがついていました。そのイメージ通りに、銀行名が変わった途端に、ポップアップがでてきて、画面が赤くなりました。

当然、docomoユーザーでない住信SBIネット銀行ユーザーはその変化に敏感に反応します。

docomoになった瞬間に変化し、以前の使いにくいアプリイメージが結びついて、改悪されていくのではないかと考えるわけです。

ポイントも現金やJALマイルに変換出来たのに、dポイントに変わってしまって使いにくくなるのでは、という危機感などのマイナスイメージが先にでてきます。

私はこれからもこの銀行を使い続けると思いますが、これ以上使いにくくなったりするようであれば、SBI新生銀行などをメイン銀行を変更する可能性はあるでしょう。

よくある質問

Q. 受取口座の名義変更をしないとどうなりますか?
A. 案内によれば、2026年10月30日までは旧銀行名の「住信SBIネット銀行」で振り込まれても新銀行名に読み替えて入金される経過措置があるそうです。ただし、その期間内でも振込元の銀行のシステムによっては旧名での振込を受け付けられない場合があるとされています。給与や年金など継続的に受け取る振込については、早めに新しい銀行名を伝えておいたほうが無難だと思います。

Q. 口座番号やキャッシュカードは変わりますか?
A. 変わりません。金融機関コード、支店番号、口座番号、キャッシュカードやアプリの操作方法もこれまで通りという案内になっています。変わったのは銀行の名前とブランドの見た目の部分です。

Q. アプリの広告ポップアップを消す方法はありますか?
A. 私が使っている範囲では、毎回閉じるボタンを押す以外の方法は見つけられていません。設定でオフにできる項目があるかは、今後も確認していくつもりです。

参考資料

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