スタートアップ企業が成長するにつれて、決済サービスの導入が必要になってきます。決済サービスを導入することで、売り上げの増加や決済管理の効率化など、様々なメリットが得られます。
その中でも、Square 決済サービス(以降Square)は、初期費用がかからず、低コストでクレジットカード決済を受け付けることができるため、多くのスタートアップ企業から注目されています。
本記事では、スタートアップ企業がSquareを導入することで得られるメリットについて解説します。
私も利用しているスタートアップに最適な決済サービスとは?
スタートアップ企業にとって、初期費用がかからず、低コストでクレジットカード決済を受け付けることができる決済サービスが最適です。そのため、Square は、多くのスタートアップ企業から注目を集め導入されています。
しかし、Square 以外にも、Stripe、PayPalなどが存在しています。それぞれの決済サービスには、特徴やメリットがありますので、自社に最適な決済ソリューションを選ぶことが重要です。
Stripe
Stripeは、Square と同様に初期費用がかからず、低コストでクレジットカード決済を受け付けることができます。
また、APIを利用したカスタマイズが可能で、特に自社サイトへの決済サービス組み込みができたり、多様な機能を提供しています。
どちらかといえば玄人用といいますか、開発者やエンジニア向けの決済ソリューションであり、決済処理に関する知識が必要となるのですが、カスタマイズ性が高く、スタートアップ企業向けに最適な決済ソリューションの1つです。
PayPal
PayPalは、世界中で利用されている決済サービスで、世界190か国以上で利用されています。
PayPalのメリットは、利用者が多いことによる認知度の高さや、セキュリティの高さです。
また、PayPalは、オンライン決済に特化しており、決済処理に関する技術的な知識が不要で、手軽に導入できます。
スタートアップ企業が海外展開を考えている場合には、PayPalの利用も1つの選択肢となります。
スタートアップ企業は、自社のビジネスモデルやニーズに合わせて、最適な決済ソリューションを選ぶことが重要です。初期費用や手数料だけでなく、APIやカスタマイズの機能、セキュリティ性なども比較し、慎重に決定することが求められます。
個人的には、難しいプログラミングなどができないのであれば、PayPalをサブで契約しておくと、困ったときのバックアップ決済にも使えますし、海外の取引もPayPalであると、アカウントを持っている人が多いので以外に便利なので、使い分けるのもいいかと思います。
Square 決済サービスの概要と特徴
Square は、初期費用がかからず、低コストでクレジットカード決済を受け付けることができる決済サービスです。
Square は、多様なビジネスに対応し、小売店、飲食店、ネットショップ、サービス業など、あらゆる業種で利用されています。
また、Square は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも利用可能で、どこでも簡単に決済を行うことができます。
さらに、Square は、決済データの管理や報告書の作成も簡単に行うことができ、ビジネスの効率化にも貢献します。
この記事で取り上げている3社の比較表
paypal | Square | stripe | |
初期費用 | 0 | 0 | 0 |
月額手数料 | 0 | 0 | 0 |
決済手数料 | ●30万円以下: 3.6 % + 40 円 / 件 ●30万円超100万円以下:3.4 % + 40 円 / 件 ●100万円超1,000万円以下:3.2 % + 40 円 / 件 ●1,000万円超: 2.9 % + 40 円 / 件 | ◯Visa,MasterCard, American Express, Discover, Diners, Club international,交通系電子マネー(PiTaPa 除く)、及びPayPay決済 3,25%/件 ◯JCB、QUICPay決済(店頭3.25%) 以下、JCBの場合 ◯Square請求書、カード情報を手入力、自動継続課金、ブラウザ決済3.75% ◯オンラインビジネス、オンラインチェックアウト、サブスクリプション、eコマースAPI3.6% ◯ eギフトカード(カードリーダー)3.25% ◯eギフトカード(手入力)3.75% | 3.60% |
売上金の出金手数料 | ●5万円未満:250円 ●5万円以上:無料 | 無料 | 無料 |
オンライン決済可能なクレジットカード種別 | VISA、Mastercard、American Express、 JCB、Diners Club、Discover、Apple Pay、Google Pay、Link | VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover | VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover |
QRコード決済 | ー | PayPay | |
その他 | コンビニ決済 | ー | ー |
入金スケジュール | 最短3日(ご利用の銀行により異なる) | 最短翌営業日(三井住友、みずほ銀行)それ以外は毎週水曜日締め、同週金曜日に合算入金 | 毎週金曜日(月払い、手動入金に変更可能、週に 1 回 (選択した曜日に) 入金が行われ、入金には 4 営業日前までに処理された支払いが含まれます。) |
銀行決済対応 | 可 | ー | 可 |
オフライン(店舗・飲食店等)対応 | ー | 可 | ー |
スタートアップ企業(個人事業主)がSquare を導入するメリット
Square を導入することで、スタートアップ企業は、下記のメリットを受けることができます。
- 初期費用がかからず、手軽に導入でき入金サイクルが早いので、スタートアップ企業の資金繰りに負担をかけません。これまで以上に事業に注力することができます。
- 低コストでクレジットカード決済を受け付けることができるため、従来の決済方法に比べて負担が少なくなります。これにより、顧客にとっても利便性が高くなり売り上げの増加につながります。
- スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも利用可能で、場所や時間にとらわれずに決済処理ができます。フリーマーケットや移動式の店舗、お客様宅での決済などができるため、多くの現金受け渡しや釣り銭の煩わしさが消えます。顧客の利便性が高まり、決済データの管理や報告書の作成を簡単に行うことができるため、決済管理の効率化にもつながります。
- 店舗で利用するならPayPayが使えるのがメリット。わざわざQR決済だけ別に申し込む手間がなくなります。
- さらに、Square は、多彩な機能を備えており非常に便利です。例えば、カスタマイズ可能な決済フォームや、ネットショップが利用できます。これにより、自社に最適な決済方法を簡単に導入することができます。
Square 決済サービスの登録方法と手順
Square に登録するには、以下の手順を踏む必要があります。
- Square の公式サイトにアクセスし、アカウントを作成する。
- 登録情報を入力し、必要な書類を提出する。
- Square の専用デバイス(カードリーダー)を購入する。
- Square を利用するためのアプリをダウンロードする。
- Square の設定を行い、決済処理を開始する。
Squareの決済端末
Square ハードウェアTOPページからご覧になりたい方はこのリンクを、商品別に見たい場合は商品名をクリックするとページに移動します。
Square ターミナルは、少しお値段はしますが、レシートも発行できますし、この端末にクレカやスマホをタッチするだけで支払いが完了します。また、このモニターにPayPayのQRコードも表示できるので、オールインワンの決済端末です。
Square リーダーは、私も使っているものになりますが、スマホやタブレットにアプリを入れてアプリ側で操作します。決済に関してはこのリーダーにクレカやスマホをタッチしてもらい決済完了します。
レシートは、メールで発行するようにすることができます。
Square スタンドは、飲食店を始めとした店舗型の事業主さんに向いていると思います。レジにiPadをこのスタンドに収納して、すでにお持ちのレジなどと併用することも可能です。
まとめ
スタートアップ企業(個人事業主)がSquare を導入することで、今までは高額な決済サービス利用料金として月額で支払う必要がありました。
これらのサービスであれば、初期費用を抑えたクレジットカード決済を受け付けることができます。
Square は、スタートアップ企業にとって魅力的な決済サービスであり、登録手続きも簡単に行えます。
これにより、自社の商品やサービスをより多くの人々に提供することができ、これからのキャッシュレスサービスに対応した顧客満足度も上がり、売り上げの増加につながることが期待されます。
また、決済管理の効率化にもつながり、仕事に集中することができます。
Squareなどは、クラウド会計ソフトにも対応しているので、売上や入金の取り込みも自動で行われて、会計に時間を要する必要もなくなります。
さらにさらに、Square は、決済システムのセキュリティにも配慮しており、お客様の情報を安全に管理することができます。
ぜひ、Square を導入して、ビジネスの成長を目指していきましょう。